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”心に残ることば(日本フルハップ「まいんど」2022年12月号掲載)”(大阪)守口 エステ[ゆるびか]
”NOといえる勇気をもちたい”
-著フリージャーナリスト 音田昌子-
この1年を振り返ると、記録的な夏の猛暑や局地的な大雨など、地球温暖化の影響が、ますます強くなっているように感じる。
この先、地球はどうなってしまうのだろうと考えていて、ふと、1992年にリオ・デ・ジャネイロで開かれて国連の「地球サミット」で、カナダ人の12歳の少女が行った「リオの伝説のスピーチ」を思い出した。スピーチの全文は「あなたが世界を変える日 12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ」(学陽書房)にまとめられている。
彼女の名前はセヴァン・カリス=スズキさん。小さいときから環境問題に関心を持ち、友人と環境学習のグループを作って勉強するうち、国連の地球サミットのことを知る。
そして、将来、環境の影響をいちばん受けるのは自分たち子どもや若者たちなのに、会議には若い人がほとんど参加していないことを知り、自分たちでお金を集めて、はるばるブラジルまで出かけて行った。
居並ぶ世界のリーダーたちを前に、彼女は、オゾン層の破壊による地球の砂漠化や海水温の上昇などの実態に触れたうえで、それをどうやって食い止めるつもりかと問いかけ、最後にこう訴えた。
「どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください」
確かにそのとおりで、反論の余地はない。子どもは知識も経験も乏しいが、物事を先入観なく見ることができ、それを率直なことばで表現する。
大人の世界では、相手の立場や気持ちを忖度しながら発言する心遣いが求められるが、子どもは本気で思っていることしか言わない。だからこど、彼女の率直な発言に多くの大人たちが心を打たれたのだろう。
今回、改めて彼女のスピーチを読み返してみると、昔よりいまのほうが強く共感している自分に気がついた。年をとると、人は再び、子どものような、まっすぐな感性に戻っていくのかもしれない。
現在も世界各地で戦争が起こっていて、地球環境の問題も、ますます深刻になりつつある。
豊かさや便利さのためには、戦争や環境の犠牲も多少は仕方ないと考える人たちに対して、彼女のようにはっきり、ノーといえる勇気も持っていたい。
現役を退いた我々であっても、共に声をあげるなら、少しは住みやすい地球を取り戻せるのではないだろうか。
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23/03/22
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-著フリージャーナリスト 音田昌子-
この1年を振り返ると、記録的な夏の猛暑や局地的な大雨など、地球温暖化の影響が、ますます強くなっているように感じる。
この先、地球はどうなってしまうのだろうと考えていて、ふと、1992年にリオ・デ・ジャネイロで開かれて国連の「地球サミット」で、カナダ人の12歳の少女が行った「リオの伝説のスピーチ」を思い出した。スピーチの全文は「あなたが世界を変える日 12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ」(学陽書房)にまとめられている。
彼女の名前はセヴァン・カリス=スズキさん。小さいときから環境問題に関心を持ち、友人と環境学習のグループを作って勉強するうち、国連の地球サミットのことを知る。
そして、将来、環境の影響をいちばん受けるのは自分たち子どもや若者たちなのに、会議には若い人がほとんど参加していないことを知り、自分たちでお金を集めて、はるばるブラジルまで出かけて行った。
居並ぶ世界のリーダーたちを前に、彼女は、オゾン層の破壊による地球の砂漠化や海水温の上昇などの実態に触れたうえで、それをどうやって食い止めるつもりかと問いかけ、最後にこう訴えた。
「どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください」
確かにそのとおりで、反論の余地はない。子どもは知識も経験も乏しいが、物事を先入観なく見ることができ、それを率直なことばで表現する。
大人の世界では、相手の立場や気持ちを忖度しながら発言する心遣いが求められるが、子どもは本気で思っていることしか言わない。だからこど、彼女の率直な発言に多くの大人たちが心を打たれたのだろう。
今回、改めて彼女のスピーチを読み返してみると、昔よりいまのほうが強く共感している自分に気がついた。年をとると、人は再び、子どものような、まっすぐな感性に戻っていくのかもしれない。
現在も世界各地で戦争が起こっていて、地球環境の問題も、ますます深刻になりつつある。
豊かさや便利さのためには、戦争や環境の犠牲も多少は仕方ないと考える人たちに対して、彼女のようにはっきり、ノーといえる勇気も持っていたい。
現役を退いた我々であっても、共に声をあげるなら、少しは住みやすい地球を取り戻せるのではないだろうか。
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